2013年2月5日火曜日

信濃の国から~帰郷 2013~

ここ数日、お休みをいただき久しぶりに故郷の長野県に帰省しています。
本日は学生時代の知人を訪ねて、千曲川のほとりにある
長野県水産試験場を訪問してまいりました。


千曲川のほとりに位置し、豊富な河川水を利用して、沢山の魚が養殖されています。



長野県水産試験場佐久支場



                                                                                                                                                    (K.N.)


試験場の中はコイやイトウ、チョウザメなどさまざまな魚が飼育されているようで、
そのなかには、長野県の特産品種、「信州サーモン」もいます。 
長野県水産試験場が約10年かけて種苗生産や養殖を行うために開発したそうです。 ニジマスとブラウントラウトをバイオテクノロジー技術を用いて交配した一代限りの品種なのだそうです。 たしかに、ブラウンとニジマスを足し合わせたような見た目の魚です。

信州サーモン
  そのほか、シナノユキマスの養殖もされており、これについてはいろいろとお話を聞かせていただくことができました。



シナノユキマスの卵飼育風景
1升瓶を改良した特注製の孵化器具で瓶底から水が湧き上がり、常に卵塊全体に新鮮な水がいきわたるように、工夫されています。

シナノユキマスはコレゴヌス属に属するサケの仲間で、もともと日本には生息していない魚なのですが、1970年~1980年代にかけて旧チェコスロバキアから卵を導入し、長野県水産試験場で養殖技術を確立したそうです。その姿が銀白色で雪のように美しいことから、信濃(長野県の旧称)をつけてこの名前がつけられ、これも長野県の特産品となっています。

成長も良く、味は絶品とのこと。
実はサーモン科学館でもシナノユキマスを卵から育ててみようと、現在計画中です。うまくいけばいいのですが・・・。

(K.N.)

0 件のコメント:

コメントを投稿