2013年3月30日土曜日

なんじゃこりゃ・・・??

まずは、昨日のこと。

常々いろんなものを持ち込んでくれる漁師さん登場!!




なんじゃこりゃ・・・??

全長で40cmほどあるでしょうか・・・。
ウニョウニョと動くわけでもなく、ただゴロンとバケツの底に横たわっています。
全体的にブヨブヨした触感・・・。

なのですが・・・!!


手に取ってみると先端から水を勢いよく吹き出し、ギュッと固く締まった触感に変わります。
それとともに、全体の体積が2/3程に縮まってしまいます。



さてさて、この奇妙な物体の正体とは????
 
↓↓↓




ユムシ」という動物の一種です!!

砂地に穴を掘って暮らしているようですが、時折ホタテ漁に交じって漁獲されます。過去にもサーモン科学館で展示したことはありますが、今回は特別サイズw

道内石狩エリアでは「ルッツ」と呼ばれ、ご当地食材になっています。
漁業として漁獲されているわけではなく、時化の時に浜で打ちあがったものを拾っているのだとか。当地の居酒屋さんのメニューにもなっているそうですが、獲れるのが(拾えるのが)年に1~2度あるかないかのタイミングのため、「幻の食材」のようですよw

韓国では、「ケブル」と呼ばれ食材になっています。私は、椎名誠さんの「からいはうまい」という本でその存在を知りましたが、その中で椎名さんはなかなか的を得た表現をしていますよw


さて、件の漁師さん。
本日も登場となったのですが、色々と持ってきてくれましたw


そんな中でも、


なんじゃこりゃ!!??



裏面?
(どっちだ表やら裏やら・・・)

全体に細かい棘?毛?のようなものが生えているのですが、ウニのように中心から生えているわけではなく、やや中心からずれた所から毛並みのように棘?毛?が生えています。


う~ん、情報求ム!!

現在、バックヤードでストックしていますが、近日中に展示できるよう水槽を準備中です♪

追伸:
知り合いより連絡があり、件の生き物は「ブンブクチャガマ」という、名前もけったいな生き物の一種であることが判明。ウニと同じ「棘皮動物門」に分類され、海底の砂に潜って暮らしているようですw

(T.N.)

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