2018年4月21日土曜日

おや? こいつは・・・?

昨日4/20になりますが、「変なもの担当」の漁師さん*が色々と届けてくれました \(^o^)/
*褒め言葉です!

「沖底」と呼んでいる「沖底建て網」という定置網で、比較的沖合の深いところに仕掛けるので、普段乗船する「沿岸小定置網」では見かけないメンバーが網に入ります。
市場価値もさほどなく、普段は海に戻されているような魚たちが多いのですが、私たちにとっては「お宝」な魚たちです。


フサギンポ

ギョロリとした目に分厚い唇、額のフサがユニークなフサギンポ
そのままアニメのキャラクターにできそうです。
ダイバーの方には、被写体として人気があります。
展示個体を切らしていたところだったので、ありがたい!


ホカケアナハゼ

各ヒレが大きく、これまた独特の風貌のホカケアナハゼ

次は高級魚!

↓↓↓


トクビレ

「ハッカク」という呼び名で知られるトクビレ
刺身や味噌を塗った「軍艦焼き」で食される白身魚です。



顎下にモジャモジャとたくさんのヒゲが!

そして、コイツ! ↓



シチロウウオだと思っていたのですが、収容した水槽を見ていた飼育スタッフが、
「あいつはシチロウ(ウオ)じゃない!」と。


右がシチロウウオ、左が件の魚

よく似ているけれど、確かに、ちょっと雰囲気が違う・・・。

よ~く見ると、ヒゲがある!
(シチロウウオにはヒゲはない)


赤矢印部分にヒゲが!

図鑑で調べた結果、正体は「オニシャチウオ」という魚でした。

トクビレ・シチロウウオ・オニシャチウオ、この水槽の先住民であるカムトサチウオは、共にトクビレ科に属する魚です。
トクビレ以外は、食用とは利用されず、馴染みのない魚でしょう。
姿も名前も「けったいな」メンバーが加わり、北の海の個性的な魚たちが補充されました!

毎度ながら、慌ただしい船上(まさに戦場)で魚を仕分けて頂き、
ご提供してくださる漁師さんに感謝です!!

(T.N.)
ヨロシクネッ♪

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