2018年1月16日火曜日

厳寒の清流にて

この日(1/13)の夜明け前,約-14℃まで冷え込んだ標津町。

しかし,日中は0℃付近まで気温が上がるという予報を見て,
「ひょっとしたらヤマメなどに会えるかも!?」
と思い,標津川のある支流で釣りをしてみました。

※標津を含む道東エリアのヤマメの禁漁期間は,5~6月です。

ピックアップした2つの候補河川のうち,1つ目の河川に到着。



寒々しい光景ですが,川に氷はあまり張っておらず,一応釣りはできそうです。
竿を出す前に,携帯温度計で水温をチェックしてみます。

↓↓↓




0.4℃・・・。

この水温では,さすがに餌を食べないか(苦笑)。

ちなみに釣り餌はイクラ。



流れの弱い,比較的深いポイントを見つけ探ってみましたが,



全く魚信(あたり)なし!

潔く諦めて,第二の候補河川へ移動。



川の様子を見るかぎり,ここも釣りはできそうです。

さて,水温はどのくらいかな~?



0.0℃! 

1つ目の川より水温がさらに低い・・・。

とても釣れるとは思えませんが,せっかく来たので,流れの緩い深場で竿を出してみます。



・・・ やはり全く魚信なし。

体も冷えてきたので納竿し,川から上がろうとしたところ,浅瀬にヤマメの死骸を見つけました。
魚体を少し移動させ,撮影。



冷水性のサケ科魚類といえども,一般に幼魚の冬期生存率はかなり低いと考えられており,ある道内河川で行われた研究によれば,秋に放流されたヤマメ幼魚のうち,翌春まで生き残れたのは1~2割程度と推定されています。

写真のヤマメも,厳しい冬期環境に耐えられずに死んでしまったのかもしれません。
春が待ち遠しいのは,人間だけでなくヤマメなども同様のようです。
また雪代の時期に,無事に厳寒の冬を乗り越えた川魚たちに会いに行こうと思います。


一方、サーモン科学館で飼育しているヤマメたちは,



もちろんそんな過酷な環境に晒されることはなく,ぬくぬくと過ごしています♪

(T. T.)

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